サイズ感、安さ
北欧家具がブームになったこともあり、日本国内でも手軽に輸入家具を購入できるようになりました。
これまでは輸入家具というと高級なヴィンテージ家具という認識が一般的でしたが、IKEAが日本に出見製したことにより、安くて品質のよい、そしてデザイン性の高い家具を手軽に手に入れられるようになっています。
これから引っ越しや新築をしようとしている人にとっては、リビングやキッチンをおしゃれな洋風家具で統一したいと思うことでしょう。
そこで注意をしておきたいのが輸入家具と国産の家具との違いです。
日本でも伝統工芸として木工家具作りがされてきましたが、それは日本の気候風土や生活様式に適した形で発展してきています。
一方輸入家具はそれぞれの地域での生活スタイルに適合するように作られているので、場合によっては日本の住宅事情には適していないケースもあるのです。
まず最も大きな違いとして挙げられるのが「サイズ感」です。
欧米の住宅は日本の都市部の住宅の数倍もの大きさをしていることから、ヴィンテージ家具はかなり大きなサイズで作られています。
椅子やテーブルなどは座る人の体格に合わせていて、日本人の一般的な体型では大きすぎるということもあります。
ショールームで見た時はよいと思った家具も、自宅に運び込んでみたらサイズが大きすぎて使えなかったということもありますので、まず自宅の使用環境を考えて慎重にサイズは選びたいところです。
輸入カーテンの場合、一般的な日本の窓サイズよりもかなり大きくなっていることがあります。
長すぎたり、短すぎてしまうとせっかくオシャレなカーテンの見栄えも悪くなってしまいますので、しっかりサイズを確認して必要な長さで購入しましょう。
また個人で輸入する場合、まれに思っていたイメージのものと違うカーテンが届くという可能性があります。
そうしたことを防ぐためにも様々な種類の輸入カーテンを揃えているお店で購入することをおすすめします。
次に価格ですが、以前よりかなり安くなったとはいえ、まだまだ量産型の家具と比べると高額になることが多いです。
価格の高い家具は性能がよいというわけではなく非常に管理の手間がかかるヴィンテージ家具ということもあります。
価格に対しての機能や使いやすさなどを総合して選ぶことが最も重要になってきます。
郵送中の傷
輸入家具の購入に便利なのがカタログ通販ですが、それらはコンテナを使って国内に輸入をします。
このときに気になるのが家具につく傷ですが、お店を通して購入した場合基本的に対応はその通販元が行うようになっています。
個人輸入で海外の販売店から直接購入する場合には、当然ながら傷や欠品の対応は自分で行うことになるので気をつけましょう。
お手入れ方法
輸入家具の中でも特に管理が大変なのが本革製品と古い木材を使った家具です。
革製品は湿気と乾燥に弱く、古くなる硬化してツヤがなくなってしまいます。
なので定期的にワックスがけをしたり直射日光から守ったりして、革が劣化しないようにしなければいけません。
古い木材は逆に適度に水分がないと乾燥して、きしみやズレが生じてきてしまいます。
汚れがつくと取れにくくなるため、ダイニングテーブルなどでは汚れをすぐに拭き取る必要があります。