空間コーディネートの基礎知識

空間コーディネーターという仕事

最近ではインテリアに興味がある人が増えたことで空間コーディネーターという仕事ができています。
これはイベントの展示場や、マンションのエントランス、商業施設など様々な広さの空間のデザインをしてさまざまなテーマのコーディネートをする仕事です。
空間の規模は仕事によって違いますが、仕事によっては屋内だけでなく屋外までをコーディネートをすることがあります。

空間コーディネートと聞いても具体的に何をするかわからないという人もいます。
簡単に言えば空間全体をコーディネートするのです。
そのためインテリア商品を搬入するだけでなく、壁や床も上手に活用して空間全体をコーディネートしていきます。
壁の白が見える量、床の板材が見える量というのもただラグや什器を置いて見えるようになった広さ、というのではなく計算をして見える量を考えているのです。

自宅でも空間コーディネートを楽しむ

この空間コーディネーターの仕事と同じく、自宅での部屋を空間として立体的にコーディネートをすると楽しむことができます。
一般的にインテリアを楽しむというと、家具を搬入したり色を統一したりということがメインです。

しかしこれだけでなく壁をデコレーションしたり、壁に収納スペースを作ったりということをすることによって平面でなく部屋全体の空間でインテリアを楽しむことができるようになるのです。
難しそうに思えますが、いざ始めると意外と簡単に楽しむことができます。

空間コーディネートの基礎知識

空間コーディネートを楽しむ際には思うがままに好きなようにディスプレイをしたり色を塗ったりするのではなく、空間コーディネートの基礎知識を身につけた上で取り組むのがオススメです。
このような手法を取り入れることで自然と部屋に統一感が芽生えたりおしゃれな部屋を作り上げることができます。

最も基本の構成パターンが三角構成と呼ばれるものです。
これはお気に入りのものを1点だけ目立つようにディスプレイしたいと思う時に有効な手法です。
名前の通り三角形に配置をすることで頂点を軸にして左右対称に底辺を作ることでバランスが取れたディスプレイができます。

次に部屋に印象的にディスプレイスペースを作りたい時に有効なのがリピート構成です。
同じ大きさのものや色違いのものをディスプレイするのに効果的であり、規則的にずらっと並べていきます。
特にフィギュアを並べると効果的で部屋の用意アクセントとなります。

おしゃれな部屋づくりにとても役立つのがアシンメトリーとシンメトリーです。
対称に並べるのがシンメトリーで非対称に並べるのがアシンメトリーです。
シンメトリーに並べればクラッシックな印象になりますし、アシンメトリーに並べればおしゃれでアクティブな印象になります。