キッチン – 包丁について

キッチンツールをこだわって見る

人によって料理が好き嫌い、得手不得手はあります。
好きこそ物の上手なれという言葉がある通り、好きなものは自然と上手になるものです。
逆に苦手意識があるものや嫌いなものは全然成長しません。

これは料理にも当てはまることです。
一人暮らしをしていれば料理を楽しむことも必要です。
やはり楽しい方が家事も楽しめるものです。

そこで、調理を楽しむための一つとしてキッチンツールにこだわるということがあります。
自分で選んで気に入ったものを揃えていけば自然とそれを使いたいという気持ちが湧いてくるものです。
そしてそれを使った時の使い心地が良いとなれば、どんどんと楽しくなっていきますし興味も広がっていきます。

包丁にこだわってみる

キッチンツールの中でも重要な役割をはたしているのが包丁です。
包丁は食材を切るものであるために切れればなんでもいい、切れ味が重要と思っている人も少なくありません。

確かに切れ味が悪いものは作業をしていてイライラしてしまいますし、切れ味が悪いと素材の味を損なう原因になります。
しかし、切れ味だけでなく素材や種類を知って適切なものを使うことはとても重要です。

包丁は奥深い

包丁は両刃と片刃という二つがあり、これは和包丁や洋包丁という違いでもあります。
刃の形が包丁によって違うために切れ味も違いますし、手入れの方法も違います。

ちょっとしたことなのですが、刃の違いを知ることで使い方も変わってきますし手入れについての知識も身に付けたいと思えるようになります。

包丁の種類もたくさんあり、一般的に使われているのは三徳包丁です。
この包丁は名前の通り魚、肉、野菜の三種類に適しており、これが三徳包丁という名前の由来です。
このように包丁の名前や種類を知っていくと自然と揃えたい気持ちにもなりますし、その包丁の良さを生かすために適した食材を切ってみたいと思うものです。

包丁の種類と適性

包丁には様々なものがありますが、これは日本で昔からあった包丁だけでなく、外国で使われてきた包丁が輸入されてきたことによって種類が増えました。
例えば、牛刀と言われる剣型の包丁はヨーロッパ生まれの包丁です。
ヨーロッパ生まれであるために洋刀とも呼ばれます。
包丁を滑らせて肉を切るのが特徴で、この感覚は和包丁では感じられないものです。

牛刀という名前から肉を捌くために使うイメージがありますが実際には肉やハム、魚といったものを薄切りするときに使います。
また、筋切りをするのにも適していますし、見た目の大きさに反して野菜やパンを切るのも綺麗に仕上げられます。

包丁にこだわるならば是非手に入れたいのが刺身包丁です。
名前の通り刺身を作るために使うので、あまり用途がないように思われがちです。

しかし、使って見ればわかるのですが、刺身包丁で切った刺身の味は普通の包丁とは違います。
これは魚の切り口を美しく仕上げてくれるためで、使いこなせると一気に料理上手になれます。